哲学ピンポンダッシュ!とは何か?
──哲学ピンポンダッシュ!とは何か?
……哲学をピンポンダッシュ!する運動である。
哲学をピンポンダッシュ!するとはどういうことか?
……しばし長くなるが、お付き合い頂こう。
カフカの作品に「法の前に」というタイトルの寓話がある。
門番が立つ法の前に、一人の男がやってきて中に入れてくれと頼む。
しかし、門番はいまは入れることを許す訳にはいかないと答える。
男は門前で待ち続けるが、ついに命が尽きかけて問う。
「だれもが法を求めているというのに、この長い年月の間、どうしてわたしの他にだれも、中に入れてくださいと言ってこなかったのです?」
男に臨終の時が迫ることを知った門番は大声で怒鳴った。
「ここには、他のだれも入れないのだ。この入り口は、お前のためだけにできていたのだからな。さあ、もうおれは行くことにする。門を閉めるぞ。」
……こうして寓話は終わる。
あえて言おう。
哲学の門もこれと同様である!!
……哲学を入門する道は、長く険しい。「○○入門」みたいな本でサクッと入門しようとしても、インテリ野郎に「原著を読まないと正しいニュアンスが伝わらない!」と厳しいお叱りを受けたりする。
そもそも、哲学の入門書自体が難しくて読めない。
浅田彰の「構造の力」とか、何これホントに日本語?って感じだ。
そこで一介のアホ大学生に過ぎない我々は、ピンポンダッシュ!をすることを決意した。
誤読してしまうことを覚悟の上で、人文書を読みまくる!
哲学ピンポンダッシュは、狭義の哲学書だけではなく、哲学や思想、芸術、歴史、政治、社会……人文系学問を全てひっくるめて「哲学」として扱っていく!
……え?そんな雑なことしていいのかって?たとえば「芸術は政治から独立している」だって?
果たしてそうだろうか?
芸術はポリティカル・コレクトネスであることを迫られ、急速に政治化している。
思想においては、コロナ禍に直面してフーコーの生権力論が再検討されつつある。
今だからこそ、「政治=思想=文化」を三位一体として思考すべきなのだ!
哲学ピンポンダッシュは、「誤読を恐れないピンポンダッシュ精神」と「政治=思想=文学の三位一体」を二大方針として掲げて活動していく。
既にブログに上がっているようなピンポンダッシュ!精神に基づいた読書会をどしどし開催していくつもりなので、共鳴してくれた亜インテリ大学生は是非参加してほしい。
さあ、キミも今すぐ哲学ピンポンダッシュ!!
(読書会の告知は、Twitter(@TetupinnDash)で行っていきます。
また、お問い合わせはtetupinn@gmail.comによろしくお願いします。)